PubMed-jpn:33275300
背景: 犬アトピー性皮膚炎およびアレルゲン特異的免疫療法 (ASIT) の手引きに関する一次診療施設獣医師の態度を調査した近年のパイロット研究では、専門医紹介 (米国) および一つの治療法としてASITを用いることに対するいくつかの障壁が明らかになった。 仮説/目的: 本研究の主な目的は、世界中にいる一次診療施設獣医師に対するはるかに大規模なコホート間で紹介の習慣およびASITの実践に関するデータを収集し、ASITを用いた犬および猫のアトピー疾患の紹介および管理の障壁を探ることであった。 材料と方法: Veterinary Information Network(VIN、Davis、CA、USA) を通じて実施されたオンライン調査では、参加者にリッカート尺度の応答を用いて、紹介の習慣および免疫療法の推奨事項、評価の障壁および動機付け要因を自己報告するよう求めた。 結果: 827の調査回答のうち、97.6%が一次診療施設開業医として特定された。アトピー猫 (9.7%) と比較して、より多くの開業医 (84.5%) がアトピー犬を頻繁に見ていると報告した。これらの獣医のうち、アトピー犬 (73.5%) と比較して、アトピー猫を専門医治療に紹介した人は少なかった (56.6%) 。タイムリーなコミュニケーション、症例の長期管理の共有、および地域の継続教育の提供は、紹介意欲の高まりに関する要因として特定された。猫 (16.0%) よりも犬 (44.3%) にASITを推奨する開業医の割合が高かった。 ASITの成功率を許容できると考えたのは回答者の56.0%のみであったが、27.9%はこのトピックについて中立であった。 結論と臨床的関連性: 獣医皮膚科専門医は、タイムリーな症例フォローアップおよびASITの長期的利益や対症療法の実践に関する継続教育の提供を通じて、紹介獣医師とのより強い関係を構築する可能性がある。.
|
Annnotations
- Denotations: 0
- Blocks: 0
- Relations: 0