PubMed-jpn:32057127 JSONTXT

三者間相互作用、親の内省機能と早期の社会・情緒的困難性 乳幼児期は、社会・情緒的発達において重要な時期である。つまりこの時期、乳幼児の直系家族が乳幼児の成長に多大なる影響をもたらすシステムなのである。社会環境内における物事の処理をしたり相互交流をしたりする乳幼児の能力を省みる親の能力−親の内省機能(RF)と呼ばれるもの−は、非常に多く見られる社会・情緒的困難性から乳幼児を防ぐための重要な要素と考えられる。そして、乳幼児の長期の発達に強い影響をもたらすであろうと考えられている。 目的: 親の内省機能、母親-父親−乳幼児の三者間相互作用、乳幼児の社会・情緒的困難性の関係性を説明し、分析する。 方法: 非実験的研究、横断研究、相関研究を実施した。少なくとも生後12ヶ月から36ヶ月の乳幼児が1人いる50組の母親-父親−乳幼児に対して査定をした。社会人口統計学の背景、三者間相互作用、親の内省機能と社会・情緒的困難性を評価した。 結果: 三者間相互作用は、乳幼児の社会・情緒的困難性に有意な影響があることが、9%の分散ということから判明した。さらに、母親の内省機能が三者相互交流に有意な影響があることが、19%の分散から判明した。探査的研究の結果は、三者相互作用は、母親の内省機能と乳幼児の社会・情緒的困難性の関係に介在することを示していた。.

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