PubMed-jpn:31328325
背景: 犬パピローマウイルス(CPV)には、乳頭腫または扁平上皮癌(SCC)に関連した20の描写された型がある。 CPVの多様性に関する知識は不足している。他宿主に感染するパピローマウイルスに関する研究は、癌に関連したいくつかのタイプおよび変異体と共に実質的な多様性を示す。 仮説/目的: 本研究の目的は、ブラジルにおいて自然感染した犬の病変で同定されたCPVのキャプシドL1遺伝子の遺伝的多様性を評価することであった。 被験動物: 6頭の犬がブラジル北東部のSergipe州の異なる獣医診療所において、口腔および皮膚の小隆起を発症した。 材料および方法: 組織病理学的解析および分子解析のために、9つの皮膚生検サンプルを採取した。バイオインフォマティクスツールを、ジェノタイピングおよび多様性解析に使用した。突然変異を、L1タンパク質構造に対するそれらの影響に基づいて特徴付けた。 結果: CPV1シークエンスは外向性乳頭腫から得られた。これらのシークエンス結果は少なくとも5つの異なる変異を有し、全シークエンス結果が推定上CPV1変異体であることを示した。経口SCCから得られた1つのCPV1 シークエンスは、タンパク質機能の変化と関連している可能性が高いL1タンパク質において非常に不安定な置換を有していた。 結論と臨床的重要性: 解析症例数が少なく、L1ヌクレオチドとアミノ酸配列の部分的な解析にもかかわらず、本研究は北東ブラジルのCPVサンプルの多様性を実証した。新規タンパク質構造変化変異を伴う、経口SCCに関連する推定上の新CPV1変異体を同定した。これは、パピローマウイルスの病因理解に重要であり得る。.
|
Annnotations
- Denotations: 0
- Blocks: 0
- Relations: 0