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PubMed-jpn:32803903 JSONTXT

背景: Bruton型チロシンキナーゼ(BTK)は、B細胞シグナル伝達において重要である。ヒト自己免疫疾患におけるBTK阻害剤(BTKi)の有効性が報告されている。犬の天疱瘡(cPF)は、最も一般的な犬の自己免疫性皮膚疾患の1つである。 目的: 本研究の目的は、cPF治療におけるBTKi PRN1008の安全性および有効性を判断することであった。 供試動物: 4頭の飼育犬。 材料と方法: PFと診断した4頭の犬にBTKi PRN1008を投与した。初期投与量は1日1回15 mg/kgと概算され、不十分な反応が見られた場合は1日2回に増量した。治療は20週間継続し、投与量を隔日に減量するよう試みた。供試犬を全血球計算、血清生化学パネルおよび尿検査でモニターし、修正されたヒト天疱瘡疾患活動指数(cPDAI)で評価した。血清抗デスモコリン-1(DSC-1)およびデスモグレイン-1(DSG-1)免疫グロブリン(Ig)G力価を、治療期間の前後で測定した。標的に結合した薬物を末梢血単核細胞(PBMC)で測定した。 結果: 治療開始2週間で、4頭の犬すべてが病変とcPDAIスコアの低下を示した。 3頭の犬は改善を続け、20週間までにほぼ完全寛解を維持した。その時点で、3頭の反応は「良」、1頭は「可」と見なされた。最終的な1日投与量は17〜33 mg/kgの範囲であった。抗DSC-1 IgG力価は1頭の犬で劇的に減少し、2頭では検出できず、1頭の犬では解釈できなかった。 DSG1に対するIgGが検出された犬はいなかった。 1頭の犬で有害事象の可能性が生じた。 結論と臨床的重要性: BTKi PRN1008単剤療法は、cPFの一部の症例でいくつかの有益な効果をもたらす可能性がある。.

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