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PubMed-jpn:32372490 JSONTXT

背景: デスモソームタンパクを標的とする循環抗ケラチノサイト免疫グロブリン(Ig)Gは、落葉状天疱瘡(PF)に罹患した人および犬で確認されている。対照的に、PF罹患猫での検出の試みは、大部分が失敗している。 仮説/目的: 本研究の目的は、PF罹患猫の循環抗ケラチノサイト自己抗体を検出し、その力価および組織染色パターンを決定することであった。 供試動物: 30頭のPF罹患猫は、特定病原菌を含まない猫11頭、健常猫15頭、アレルギー猫31頭と比較された。 材料と方法: 血清は、犬の肉球および頬粘膜の基質に対する間接免疫蛍光法によってテストされた。 結果: PF罹患猫の大多数(30頭のうち23頭、77%)、一部のアレルギー猫(31頭のうち6頭、19%)および健常猫1頭(7%)で、基底層上のクモの巣様(細胞間)パターンを持つ循環抗ケラチノサイトIgGが検出された。血清反応陽性のPF罹患猫の大部分(23頭中21頭、91%)、および血清反応陽性のアレルギー猫の6頭うち1頭(17%)だけが肉球表皮および頬粘膜の両方とも陽性であった。染色は、残りの血清陽性PF罹患アレルギー猫、および1頭の血清陽性健常猫の肉球に限定されていた。相互IgG力価は、コントロールと比較してPF罹患猫で有意に高かった(ダンの事後テスト、P <0.0001)。抗ケラチノサイトIgM、IgAまたはIgEはどの血清からも検出されなかった。 結論と臨床的重要性: これらの結果は、PF罹患猫の大多数、健常およびアレルギー猫のごく一部に循環抗ケラチノサイトIgGの存在を確認している。抗体の分子標的および病原性の性質は不明のままであるが、肉球に加え頬粘膜組織での免疫染色の陽性検出は、猫PFの主要な標的抗原が犬で同定されたものとは異なることを示唆している。.

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