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背景: ブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)はB細胞シグナル伝達において重要である。人の自己免疫性疾患においてBTK阻害剤(BTKi)の有効性が報告されている。犬の落葉状天疱瘡(cPF)は、最も一般的な犬の自己免疫性皮膚疾患である。 目的: 本研究の目的は、cPF治療におけるBTKiの安全性と有効性を決定することである。 供試動物: 9頭の飼育犬。 材料と方法: PFと診断した9頭の犬にBTKi PRN473を投与した。初期用量は1日1回≈15mg / kgであったが、反応が不十分な場合は1日2回に増量した。治療は最大20週間継続し、1日おきの減量を試みた。犬を、全血球計算、血清生化学パネル、尿検査でモニターし、検証済みの人天疱瘡疾患活動性指数(cPDAI)の修正版で評価した。治療期間の前後で、抗デスモコリン-1(DSC-1)およびデスモグレイン-1(DSG-1)免疫グロブリンG(IgG)力価を測定した。標的に結合した薬物を、末梢血単核細胞で測定した。 結果: 9頭すべての犬が、治療の最初の2週間で病変とcPDAIスコアの減少を認めた。研究終了時に4頭が「良」、2頭が「可」、2頭が「不良」とみなし、1頭が以前に切除されたマスト細胞腫瘍の再発により離脱した。 4頭の犬は4週目まで改善し続けた。 3頭は研究終了時までにほぼ完全寛解を維持した。抗DSC-1 IgG力価は3頭の犬で減少し、2頭で増加し、3頭で検出されず、離脱した犬では実施されなかった。 DSG1に対するIgGは検出されなかった。 3頭の犬で副作用の可能性が生じた。 結論と臨床的重要性: ブルトン型チロシンキナーゼ阻害剤の単独療法は、cPFのいくつかの症例で有益な効果をもたらす可能性がある。.
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