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PubMed-jpn:31696563 JSONTXT

背景: 人アトピー性皮膚炎におけるマラセチアまたはブドウ球菌種に対する免疫グロブリンE(IgE)レベルの上昇は、皮膚の重症度指数に関連している。しかし、同様の関連性はアトピー犬では報告されていない。 目的: 本研究の目的は、アレルゲン特異的IgEの血清レベル、M. pachydermatisおよびS. pseudintermediusの総特異的IgGおよびIgGサブクラス(IgG1およびIgG2)を調査し、それらを犬の皮膚炎重症度と相関させることである。 被験動物: 血清サンプルを、年齢及び疾患状態によって分類された犬から収集した。グループ1および2:3歳未満の健常犬(n = 9)およびアトピー犬(n = 9)。グループ3および4:それぞれ3歳以上の健常犬(n = 11)およびアトピー犬(n = 14)。 材料と方法: ELISAによって抗体レベルを測定した。犬アトピー性皮膚炎病変指数(CADLI)を抗体レベルとの関連について解析した。 結果: M. pachydermatisおよびS. pseudintermediusに対する特異的IgEおよび総IgGは、全年齢層のアトピー犬で有意に増加した。各微生物に対する特異的IgG1およびIgG2レベルに関して、アトピー犬と健常犬の違いは、年齢層内で有意差があったことである。 CADLIと両微生物の特異的免疫グロブリンレベル間に有意な関係は見られなかった。 結論と臨床的重要性: 犬の皮膚において、微生物はIgEおよびIgG依存経路を介して炎症反応を誘発するアレルゲンとして作用する可能性がある。産生されるIgGサブクラスの親和性は、抗原の種類によって異なる場合がある。特定のIgEレベルは、犬の臨床疾患に関連している可能性があるが、皮膚病変の重症度に関連しているとは限らない。.

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