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PubMed-jpn:31670428 JSONTXT

背景: 犬外耳炎に対し承認された治療法は限定されており、耳毒性成分が含まれている可能性がある。細菌耐性は継続的な懸念事項であるため、抗生物質と組み合わせた非耳毒性薬が相乗効果をもたらし、感染症治療により低濃度の抗生物質を要するのであれば理想的である。 N-アセチルシステイン(NAC)とさまざまな抗生物質クラスとの相乗作用および拮抗作用のエビデンスが報告されている。現在の研究グループは、これらの相互作用の調査に関心を持った。 仮説/目的: 本研究の目的は、耳保護および抗菌化合物であるNACが、in vitroにおいてエンロフロキサシンまたはゲンタマイシンとで併用した際に犬の外耳炎を引き起こす細菌分離株に対して、相乗作用を有するかどうかを判断することである。 被験動物: S. pseudintermedius7株、緑膿菌12株およびコリネバクテリウム属3株を含む、犬外耳炎臨床例から分離された22株を同定し、試験に供した。 材料と方法: 各分離株を血液寒天培地上で24時間培養し、ミューラーヒントンブロス(MHB)に継代し、最終濃度を5 x 105 cfu / mLに調整した。各ウェルに50 μLの細菌懸濁液を接種した。 N-アセチルシステインをMHBで開始濃度160 mg / mLに希釈した。エンロフロキサシンおよびゲンタマイシンは、64 μg / mLに希釈した。個々およびチェッカーボードの連続微量希釈アッセイは、試験したすべての分離株においてネガティブコントロールを用いて3回実施された。 結果: NACおよびエンロフロキサシンにおいて観察された相互作用は、相乗作用(4.5%)、無作用(77.3%)、または拮抗作用(18.2%)であった。 NACおよびゲンタマイシンにおいて観察された相互作用は、相乗作用(4.5%)、無作用(45.5%)、または拮抗作用(50%)であった。 結論と臨床的関連性: NACとエンロフロキサシンまたはゲンタマイシンとの相互作用のほとんどは、in vitroで試験した濃度においては無作用または拮抗作用を示した。.

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