> top > docs > PubMed-jpn:31663222

PubMed-jpn:31663222 JSONTXT

背景: 凍結療法は、全身麻酔なしで良性の皮膚病変の治療に使用できる。この手法は麻酔下の犬でのみ記述されている。 目的: 本研究の目的は、知覚反応のある犬に対し、良性皮膚腫瘍の治療に凍結療法の実行可能性、安全性、および有効性を記述することである。 被験動物: 良性皮脂腺腫瘍(46)または毛包嚢胞(6)と診断した52の皮膚腫瘍を持つ25頭の飼育犬。 材料と方法: 凍結療法を、ハンドヘルドスプレーリリースシステムを備えた液体窒素スプレー技術を使用して、知覚反応のある犬で実施した。完治達成までまたは最大8回の凍結療法を3〜4週間ごとに必要に応じて繰り返した。有効性及び有害事象を記録した。 結果: 52病変中29病変(57%)で解決が得られ、中央値は1〜2回の凍結療法セッションであった。 52の病変のうち18(35%)が<0.1 cmに縮小した。 1例では、凍結療法後に腫瘍が拡大し、切除生検による組織病理学的検査でアポクリン腺癌が明らかになった。施術中の疼痛および不快感が最も一般的な副作用であった(33%)。 結論と臨床的重要性: 本研究では、凍結療法は知覚反応のある犬において実施可能であり、良性皮脂腺腫瘍および毛包嚢胞の治療または縮小に有効であることを証明した。手順は安全だが、施術中の疼痛の程度をさらに調査する必要がある。凍結療法後の病変悪化は、外科的切除および組織病理学的検査の必要性を示唆している。.

projects that include this document

Unselected / annnotation Selected / annnotation