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PubMed-jpn:31642134 JSONTXT

背景: 皮内試験(IDT)は、アレルゲン特異的免疫療法(AIT)に含まれ、アレルゲンの決定に広く使用されている。テストに使用するアレルゲン溶液の最適濃度は、アトピー犬においては確立されていない。不適当なアレルゲン溶液濃度は試験結果を偽陰性にし、アレルゲン特異的免疫療法を実施する際に重要なアレルゲンの包含の欠如を引き起こす可能性がある。 仮説/目的: 本研究の目的は、5種類の花粉抽出物に対し、2つの濃度によってIDT反応性を比較し、ASIT処方に対する効果を決定することである。 被験動物: 関連したすべてのアレルゲンを含むIDT結果を有していたアトピー犬(n = 67)。 材料と方法: 3年間にわたってIDTを実施しているすべてのアトピー犬について、獣医教育病院の医療記録をレビューした。花粉アレルゲンに対する病院の標準IDT濃度1,000 PNU / mLに加え、試験期間初期に5種類の高濃度花粉アレルゲン(3,000〜8,000 PNU / mL)を追加した。 5種類のアレルゲンについて、それぞれの標準テスト濃度IDTスコアと、より高濃度IDTスコアを比較した。 結果: 各アレルゲンのテスト濃度が高くなると、共通して陽性反応がはるかに多く発生した(P <0.05、カイ二乗検定)。 AIT調合は、高濃度アレルゲンなしでは58%の犬で異なった。 結論と臨床的重要性: 現在の花粉アレルゲン標準IDT濃度1,000 PNU / mLは低すぎる可能性が高く、AIT調合が不正確になる可能性がある。これは、治療失敗およびアトピー様皮膚炎の誤った診断を説明する可能性がある。最適なアレルゲン試験濃度を確立するには、さらなる研究が必要である.

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