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PubMed-jpn:31328338 JSONTXT

背景: サルコイドーシスは、さまざまな哺乳動物のnaked granulomasよって組織学的に特徴付けられる肉芽腫性疾患である。犬のサルコイドーシスはまれな病気で、体幹、首、顔、耳に掻痒のない丘疹、斑、結節を引き起こす。そして、サルコイドーシスは通常コルチコステロイド製剤によって治療される。今日までに、コルチコステロイド療法の代替薬について発表された報告はない。 目的: 本研究の目的は、経口シクロスポリン製剤により、治療に成功した犬皮膚サルコイドーシス症例を報告することである。 被験動物: 11歳のビーグル犬は、大腿外側および背側幹に複数の多形性プラークを呈していた。 材料および方法: 皮膚パンチ生検標本を収集し、そして慣例的な組織学的検査および免疫組織化学検査により解析した。シクロスポリンを14週間経口投与した後、繰り返し皮膚生検標本を採取した。 結果: 病理組織学的検査は、真皮における非乾酪性類上皮細胞肉芽腫形成を明らかにした。免疫組織化学的所見に基づくと、真皮上皮細胞はCD18およびIba1に対して陽性であったが、CD3、CD20およびE-カドヘリンに対しては陰性であった。抗酸菌、真菌およびリーシュマニアは、特殊染色、培養検査またはポリメラーゼ連鎖反応によって検出されなかった。免疫抑制用量の経口プレドニゾロンおよびドキシサイクリンによる最初の2週間の治療は効果的ではなかった。皮膚病変は、有害事象を伴わずにシクロスポリンを14週間経口投与した後、ほとんど寛解した。組織学的に、真皮肉芽腫性病変は退縮し、シクロスポリン治療後に線維性組織によって置換された。 結論と臨床的意義: 本症例報告は、犬サルコイドーシスにおける免疫組織化学的検査を含む病理組織学的所見および治療成果を含む臨床所見を説明した。シクロスポリンは、犬サルコイドーシス治療に対するコルチコステロイド製剤の効果的な代替薬となり得る。.

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