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PubMed-jpn:31729809 JSONTXT

背景: 外耳炎を呈した犬の細菌に対する抗菌薬耐性の増加は、新しい治療薬の必要性をもたらしている。 仮説/目的: 本研究の目的は、外耳炎を呈した犬から分離したグラム陰性菌に対するエチレンジアミン四酢酸-トロメタミン(Tris-EDTA)と併用したマヌカ油の抗菌効果を調査することであった。 材料と方法-緑膿菌、大腸菌、Klebsiella pneumoniae ssp. pneumoniaeおよびProteus mirabilisを含む合計53株の臨床分離株。抗菌薬感受性試験は、ディスク拡散法により決定した。 Tris-EDTAの有無にかかわらず、マヌカ精油の最小発育阻止濃度(MIC)および最小殺菌濃度(MBC)を調査した。 結果: 合計44株の分離株が少なくとも1つの抗生物質に耐性、19株が多剤耐性(3つ以上の抗菌薬クラスの少なくとも1つに耐性)であった。マヌカ油単独のMICおよびMBCは、それぞれ≥1%(v / v)および≥2%(v / v)であった。マヌカ油を含まないTris-EDTA(1.125:0.3 mg / mL)の抗菌効果はなかった。ただし、マヌカ油およびTris-EDTAの併用により、MIC(範囲: 0.06%-0.5%、v / v; P <0.001)およびMBC(範囲: 0.06%-1%、v / v; P <0.001 )と有意に減少した。また、Tris-EDTAを併用したマヌカ油の抗菌活性に関して、多剤耐性菌および非耐性菌の間に大きな違いはなかった。 結論と臨床的重要性: 本研究結果は、マヌカ油が、特にTris-EDTAと併用した場合、耳道内グラム陰性病原体に対する有望な代替治療選択肢である可能性を示唆している。生体内耳毒性の影響および有効性の可能性を評価するには、臨床研究が必要である。.

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