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PubMed-jpn:31696573 JSONTXT

背景: 血管内皮増殖因子(VEGF)は、主に血管新生に関与するサイトカインである。VEGFは人のアトピー性皮膚炎(AD)において角層および血液で検出されている。 目的: 本研究の目的は、健常およびアトピー犬の血清および角層におけるVEGF-A発現を評価し、アトピー犬の疾患重症度との可能な相関を評価することである。 被験動物: アトピー犬15頭と健常飼育犬15頭。 材料と方法: ADに関連する臨床徴候の重症度を、犬アトピー性皮膚炎の程度および重症度指数(CADESI-04)で評価した。すべての犬において、単一の血液サンプルを採取し、血清を収集した。左眼周囲領域(病変部皮膚)においてテープストリッピング(15回)を実施した。市販の犬特異的VEGF-A酵素結合免疫吸着アッセイをすべてのサンプルにおいて実施した。 結果: VEGF-Aは血清では検出されなかった。角層では、健常犬(中央値:89.4±59.5 pg/ml)およびアトピー犬(中央値:100.3±77.1pg/ml)間に、VEGF-A濃度に有意差はなかった。(P = 0.71)。角層VEGF-A濃度およびCADESI-04スコア間に相関関係はなかった。 結論と臨床的重要性: 犬ADにおけるVEGFの役割は不明である。多くの変異体があるため、犬アトピーにおけるVEGFの役割をよりよく評価するため、VEGF-CおよびVEGF-DまたはVEGF-A同位体を皮膚で調査する必要がある。皮膚のVEGF発現をさらに評価するには、全層皮膚生検、分子生物学および組織病理学的調査が必要な場合がある。.

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