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PubMed-jpn:30828915 JSONTXT

背景: ロバは仕事用動物として、そして時にはペットや肉の供給源として世界中において重要な動物である。ロバの皮膚病のほとんどの記述は小規模なケースシリーズ、教科書または総説で報告されている。 仮説/目的: 本研究の目的は、ロバにおける皮膚疾患とその罹患率を文書化し、最も一般的な症状に対する好発性を調査することである。 被験動物: ロバを飼育している4つの獣医学校での症例数合計156頭。 材料と方法: カリフォルニア大学デイビス校(UCD)の獣医学部で、キーワード「ロバ」を使用して、コンピュータ化された医療記録を検索することによって遡及研究を行った。フランスのナント、オランダのユトレヒトおよびベルギーのゲントにある獣医学校においても同様にロバの記録を検索した。検索に含まれる期間は施設によって異なった。 結果: UCDにおいて、346頭中83頭(24%)のロバが皮膚病に罹患していると記録されていた。最も一般的な診断は、虫刺されによる過敏症、サルコイドおよびハブロネミア症であった。ナントでは、144頭中36頭(25%)が皮膚疾患を有し、最も一般的な診断はサルコイドおよび表在性膿皮症であった。ユトレヒトでは143頭中23頭(16%)が皮膚疾患を有し、最も一般的な診断は皮膚糸状菌症であった。ゲントでは、320頭中14頭(4%)が皮膚疾患を患っており、最も一般的な診断はサルコイドであった。 結論と臨床的重要性: ロバの皮膚症状は一般的である。年齢、性別、品種の素因および最も一般的な診断は地理的な場所によって異なった。臨床医は、来院理由にかかわらず、皮膚科検査を含めるべきである。.

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