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PubMed-jpn:30644141 JSONTXT

背景: キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル(CKCS)の原発性滲出性中耳炎(PSOM)は、人の滲出性中耳炎(OME)と似ている。提案されているOMEの病因としては、通常は細菌感染による中耳粘膜の炎症であり、これは聴覚管機能不全につながる。 仮説/目的: 本研究の目的は、PSOMを有するCKCS41頭の外耳道(EEC)(n =68 )および中耳(ME)(n = 69)から得た耳滲出液の微生物学的および細胞学的所見を特徴付けることであった。 材料および方法: EECから採取したスワブサンプルおよび鼓膜切開術実施後MEから吸引した粘液を細菌培養および細胞学的解析のために得た。 結果: 68のうち55 のEEC(81%)および69のうち46 のME(67%)は細菌増殖を生じなかった。 68のうち38の耳(56%)ではEECおよびMEのどちらにおいても細菌増殖を生じなかった。 7つの耳(10%)がEECのみ細菌を分離した。 17の耳(25%)がMEのみ分離された細菌を保有し、6の耳(8%)がEECとMEの両方から分離された細菌を保有していた。合計34の細菌分離株をMEから培養した。単離された最も一般的な細菌種は、コアグラーゼ陰性ブドウ球菌、続いてStaphylococcus pseudintermediusであった。耳垢細胞診では、68のうち3つのEECおよび69のうち4つの MEのみ球菌様微生物を同定した。 結論: CKCSのPSOM病因に対する細菌の役割は不明である。 PSOMを有するCKCSのEECおよびMEの大部分は、従来の細菌培養によって陰性であり、細菌の細胞学的存在は培養陽性と相関していなかった。 PSOMにおける培養不可能な微生物叢の潜在的な役割は、分子法を用いた探査を必要とする。.

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