PubMed-jpn:31642119
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{"target":"https://pubannotation.org/docs/sourcedb/PubMed-jpn/sourceid/31642119","sourcedb":"PubMed-jpn","sourceid":"31642119","source_url":"https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31642119","text":"背景: 交差反応性炭水化物決定因子(CCD)は、植物および昆虫種に共通の免疫グロブリンE(IgE)結合炭水化物構造物である。人においては、抗CCD IgEは臨床的に無関係であると考えられているが、血清学的IgE検査の解釈を混乱させる可能性があると考えられている。既存の研究では、アトピー犬血清の24〜73%で抗CCD IgEが検出されたことが報告されている。健常犬の有病率は報告されていない。 目的: 本研究の目的は、健常犬群とアトピー犬群における抗CCD IgEの有病率を比較することである。 被験動物: 健常犬61頭およびアトピー性皮膚炎の臨床診断を受けた犬101頭の血清を、CCDに対するIgEについて解析した。 材料と方法: 市販の多重アレルゲン特異的IgEアッセイを用いて、血清を抗CCD IgEの存在および環境アレルゲンに対するIgEについて解析した。 結果: 抗CCD IgEは、101頭中17頭(16.8%)のアトピー犬血清と61頭中8頭(13.1%)の健常犬血清で検出された(P = 0.65、フィッシャーの正確検定)。抗CCD IgEを有した健常犬およびアトピー犬はすべて、イネ科植物の花粉に対して強い反応性を示した。 結論と臨床的重要性: 健常犬およびアトピー犬において、類似した抗CCD IgE有病率を検出した。犬における抗CCD IgE抗体の臨床的意義、それらの最良の検出方法、および診断検査中にこれらの抗体をブロッキングすることが臨床的価値を有するかどうかを判断するにはさらなる調査が必要である。.","tracks":[]}