PubMed-jpn:31566822 JSONTXT

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{"target":"http://pubannotation.org/docs/sourcedb/PubMed-jpn/sourceid/31566822","sourcedb":"PubMed-jpn","sourceid":"31566822","source_url":"https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31566822","text":"背景: 多剤耐性病原体は、抗菌薬治療における世界的な主要課題であり、犬外耳炎をしばしば複雑化する。 仮説/目的: 本研究の目的は、犬の外耳炎に関連する細菌および真菌分離株に対するオレガノ油、タイム油、およびそれらの主要フェノール成分のin vitroにおける有効性を調査することであった。主要なフェノール成分は、関連精油と比較してより高い抗菌活性を持つと仮定した。 材料と方法: 最小発育阻止濃度および殺菌/殺真菌濃度(MIC、MBC、MFC)決定に対し、spot-plating技術による微量液体希釈法を用いて薬剤感受性試験を実施した。オイルおよびそのフェノール成分の殺菌および殺真菌活性の証明に、time-kill kinetics assayを実施した。外耳炎を有する犬から採材したメチシリン感受性Staphylococcus pseudintermedius(n = 10)、メチシリン耐性S. pseudintermedius(n = 10)、β溶血性連鎖球菌(n = 20)、緑膿菌(n = 20; 1つまたは2つの抗菌薬に耐性を持つ10の分離株を含む)、Proteus mirabilis(n = 20)、およびMalassezia pachydermatis(n = 20)を含む100の細菌および真菌分離株を本研究に供した。 結果: オレガノ油、タイム油、カルバクロールおよびチモールは、試験したすべての細菌および真菌分離株に対し抗菌活性を示した。 MIC90 値は、グラム陽性菌およびP. mirabilisの0.015〜0.03%(146〜292μg/ mL)の範囲にわたった。 緑膿菌およびM. pachydermatisの場合、MIC90 値は0.09〜0.25%(800〜2,292μg/ mL)の範囲に及んだ。 結論と臨床的重要性: オレガノ油、タイム油、カルバクロールおよびチモールは、外耳炎を有する犬から採材された100の分離株(いくつかの高度な薬剤耐性分離株を含む)に対し、in vitroにおいて良好な殺菌および殺菌活性を示した。これらの精油とその主要なフェノール成分は、犬外耳炎治療のに対し、in vivoでさらに調査される可能性を持っている。.","tracks":[]}