PubMed-jpn:31313876 JSONTXT

背景: 皮膚糸状菌病変は動物の顔面によく見られ、ペットフードボウルは顔面病変との直接的な接触によって汚染される可能性がある。飼い主は適切な除染を心配しているが、さらにペットを消毒剤の残留物にさらすことを心配している。 目的: 本研究の目的は、汚染ペットフード皿の除染に対し機械的洗浄だけを実施した際の有効性を決定することである。 材料と方法: Microsporum canisの分離した感染性胞子懸濁液を実験的に金属(n = 4)、プラスチック(n = 4)およびガラス(n = 4)ペットフードボウル汚染に使用した。最初に胞子懸濁液だけを用いて、次に胞子懸濁液と缶詰ペットフードとの混合物を用いて実験を2回繰り返した。ボウルを流しの中で一般的な食器用石鹸を用いて2分間お湯(34°C)に浸し、目視できるほどきれいになるまで、または2分間皿洗いブラシを用いてこすり洗いし、すすぎ、風乾させた後培養した。真菌培養サンプルを使い捨て雑巾を使用して収集した。泡立った洗剤を用いて定期的に機械的に洗浄した後、シンクから環境真菌培養物を得た。 結果: 環境汚染は検出されなかった。両実験結果は類似していた。全てのボウル(n = 24)は洗浄前にM. canisに対して真菌培養陽性であり、そして全て機械的洗浄のみで完全に汚染除去された。 結論と臨床上の重要性: 機械的洗浄だけで、天然の感染性物質にさらされているペットフードボウルを除染することができる。皿を熱い泡立った水に浸して有機堆積物をほぐし、きれいに見えるまでこすってからすすぐ。飼い主は本人の保護のため食器洗い用手袋を着用する必要がある。.

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