PubMed-jpn:32985732
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{"target":"https://pubannotation.org/docs/sourcedb/PubMed-jpn/sourceid/32985732","sourcedb":"PubMed-jpn","sourceid":"32985732","source_url":"https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/32985732","text":"背景: 本研究の目的は、掻痒のないリンパ腫およびマスト細胞腫瘍(MCT)を有する犬の血清インターロイキン(IL)-31濃度を、健常犬と比較することであった。 仮説/目的: IL-31が腫瘍の病因に役割を果たすかどうか、そしてIL-31が疾患の進行の生物学的マーカーになるかどうかを判断する。 供試動物: 48頭の健常犬および36頭の腫瘍を有する犬[多中心性リンパ腫(14)、MCT(15)、皮膚型リンパ腫(7)]を研究に包含した。 材料と方法: 腫瘍を有する犬を3つの異なるグループに割り当てた。グループ1は、細胞学的、組織病理学的およびクローナリティ検査によって診断された多中心型リンパ腫の犬で構成された。グループ2は、細胞学的および組織病理学的所見により診断され、胸部レントゲン写真、腹部超音波検査、および肝臓および脾臓の穿刺吸引液を使用して皮膚型リンパ腫の病期を判定した皮膚リンパ腫の犬を包含した。グループ3は、細胞学的および組織病理学的所見によりMCTと診断された犬を包含した。Simoa超高感度完全自動化2段階イムノアッセイ法によるIL-31濃度を測定する前に、血清を-80°Cで凍結した。 結果: IL-31血清濃度は、疾患とその病期に関係なく、すべての患者で正常範囲内であった。異なる腫瘍群と健常犬の間に相違はなかった。 結論と臨床的重要性: IL-31は、掻痒のないMCTまたはリンパ腫の病因に関与している可能性は低い。.","tracks":[]}