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PubMed-jpn:32249514 JSONTXT

背景: 皮膚組織球腫(CH)は表皮ランゲルハンス細胞に由来する。孤立性CHは、ほとんどが自然寛解を経験するため、一般的に犬の良好な予後と関連している。しかしながら、孤立性CHに罹患した少数の犬で悪性挙動およびリンパ節転移が報告されている。 目的: 本研究における目的は、ある犬の外耳道に発生した悪性挙動CHの臨床症状、治療、および疾患の進行を説明することであった。 供試動物: 8歳、雄のロットワイラー。 材料と方法: 通常のヘマトキシリンおよびエオジン染色サンプルにより片側外耳道腫瘍をCHと特定した。診断は、ランゲルハンス細胞(Iba-1、E-カドヘリン、CD18)関連マーカーの実証およびB細胞(CD79a、CD20、Pax5)、T細胞(CD3)、形質細胞( Mum-1)およびマクロファージ(CD11d、CD204)関連マーカーの欠如によって確認した。 結果: 全耳道切除術を実施したが、腫瘍細胞は水平耳道全体および深部手術縁まで広がっていた。腫瘤の局所侵襲性および不完全切除のため、CCNUによる補助化学療法を実施した。最終治療点では、測定可能な局所疾患は認められなかった。犬は手術後250日で、複数の腹部腫瘤が発生したため、安楽死させられた。局所腫瘍再発の証拠は認められなかった。 結論と臨床的重要性: 通常、孤立性CHは良性挙動に関連付けられているが、供試犬の腫瘍は局所的に侵襲的な挙動を示した。犬の外耳道の皮膚組織球腫は、この疾患において特に攻撃的な変異型である可能性がある。.

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