> top > docs > PubMed-jpn:32057136

PubMed-jpn:32057136 JSONTXT

母親の産後うつ病は、生後4ヶ月時の乳児の感情の可変性に対して危険因子である 母親の産後うつ病(PPD)は、母子相互作用の混乱を起こす危険がある。母親がうつ病である乳児は、肯定的な感情はより少なく、否定的ではっきりしない感情をより示しているのが見られている。他の研究では、産後うつ病の母親の乳児は、肯定的でも否定的でも感情表現が抑制されているという結果が出ている。 28組の産後うつ病の母親と乳幼児、52組の非臨床の母親と乳幼児に対し、PPD診断と症状が、母子の対面相互交流時にマイクロアナリシスを使って、顔の表情、声の主張、注視について測定した乳児の感情の可変性に対してどう関連しているかについて分析した。PPDの症状と診断の両方がある場合は、1) 乳児は、非常に消極的なのは少なく、より多く中立的/興味ある顔の感情表出を示すこと、2) 視線を外すことがより少ないこと、と関連していた。PPDの症状はないけれど診断がある場合は、乳児の声の主張がより少ないということと関連していた。乳児の顔の感情表出と視線を外すことの合計秒数は、PPDの診断にも症状にも関係がなく、そのことはうつ病である母親の乳児が非常に否定的な顔の感情表出や視線を外したりする時、その表現がより長く続くことを示唆し、それは、乳児の自分自身を落ち着かせ、再関与する能力がより低くなることを意味し、それはつまり、自己制御に問題があると解釈できる。結果は、長さだけでなく、頻度も調査する必要性を明らかにしている。なぜなら、後者は乳児の感情の可変性についての情報を得られる可能性があるからである。.

projects that include this document

Unselected / annnotation Selected / annnotation