PubMed-jpn:30729598 JSONTXT

背景: 皮膚糸状菌症は動物の表在性真菌性皮膚疾患の一つである。治療の重要なポイントは、媒介物の保因による偽陽性結果を防ぐための環境の清掃と消毒である。さらに、医療関係でない著述には、家庭の除染は困難または不可能であるという認識がある。 臨床概要: 10年間のデータによって、Microsporum canisに感染した猫が様々な期間生存していた里親家庭70を特定した。猫を飼っていた部屋から機械的なごみを取り除き、市販の家庭用洗剤で洗浄し、ゆすぎ、硬い表面を1:100濃度の家庭用漂白剤または加速化過酸化水素で消毒した。1回の掃除の後、38の家がM. canisに対して完全に真菌培養陰性であった。残りの戸のうち、1回(n = 28)、2回(n = 2)、および3回(n = 1)の追加清掃後、除染が達成された。ある家では完全な除染は不可能であった。里親が明らかに不従順であった。他動物や人への病気の伝染の証拠はなかった。 結論: 環境汚染除去は、M. canisに曝露された家では困難ではなく、確立された手順で達成することができる。.