PubMed-jpn:30883992 JSONTXT

背景: 皮膚播種性マイコバクテリア症は犬ではまれである。筆者の知る限りでは、slowly growingマイコバクテリア種のMycobacterium nebraskenseはこの種の中で以前には記載されていない。 目的: 本研究の目的は、この珍しい症例の臨床的特徴、実験室解析および治療計画の記述をすることである。 被験動物: 胸部の両側と胸部の吻側面に進行性の結節と潰瘍を呈した9歳、避妊雌のウェスト・ハイランド・ホワイト・テリア。 材料と方法: 調査には、皮膚生検の組織病理学的検査(真菌、細菌およびマイコバクテリアに対する特殊染色を含む)、標準およびマイコバクテリア培養(感受性試験を含む)、16S / 23S rRNA配列決定およびBLAST類似検索を含んだ。 結果: 除染された生検材料のZiehl-Neelsen染色は、抗酸菌が形態学的にマイコバクテリアと一致することを明らかにした。クラリスロマイシンおよびマルボフロキサシンによる治療は部分的な改善を成した。プラドフロキサシンおよびアジスロマイシンへの治療計画の変更は、皮膚病変の急激な悪化をもたらした。最終的な治癒は、抗炎症薬用量のプレドニゾロンの追加によって生じた。マイコバクテリアの培養および感受性試験の結果は、犬の初診後それぞれ10ヶ月および12ヶ月に受け取った。治療は皮膚病変の再発なしに16ヶ月後に中止した。 結論と臨床的重要性: 本症例は、犬の播種性脂肪織炎の一因となっている新規マイコバクテリア種の記述およびslowly growing非結核性マイコバクテリア感染症の長期にわたる経験的治療によって経験した困難に対し注目すべきである。完治を誘導したプレドニゾロンの追加は、マイコバクテリア感染が一次感染であるのか、それとも進行中の無菌性脂肪織炎の二次感染であるのかという問題を提起する。.

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