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PubMed-jpn:31858646 JSONTXT

背景: 犬の慢性外耳炎(OE)の管理を成功させるためには中耳炎(OM)のような永続的要因の特定が重要である。 仮説/目的: オカルトOMは慢性OEの場合に発生する可能性がある。集中磁気共鳴画像法(MRI)検査は、その管理に役立つツールである。 被験動物: 2009年から2018年の間に慢性OEの調査および治療のために来院した飼育犬121頭。 材料と方法: 本研究は神経学的徴候のない慢性OE症例の回顧的(74頭)および前向き(47頭)混合研究で、MRI検査、耳鏡検査および細胞学的所見について説明する。 また、MRI検査により確定したOMの有無による症例の比較を説明する。 結果: 計123件のMRI研究を解析した(2頭の犬に関しては2回スキャンした)。短焦点MRIスキャン法により、粘膜鼓室胞の炎症の検出および鼓膜腔内の無血管物質および血管化軟組織との優れた識別が可能になった。 OMは、慢性外耳炎を伴う197耳中41耳(21%)で検出された。耳鏡検査では、鼓膜は41耳のうち6耳(15%)で無傷で、41耳のうち16耳(39%)で破裂し、41耳のうち14耳(34%)で可視化できなかった[データなし41耳5耳(12%)] 。細胞学的所見解析により、桿菌が炎症細胞と一緒に発見された場合のみ、OMの可能性の増加と関連することが示された。 結論と臨床的重要性: オカルトOMは、慢性OE犬のMRI検査においては珍しい所見ではない。対象を絞ったMRI研究(「bulla mini-scan」)は、臨床調査の一環として役立つ可能性がある。.

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