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PubMed-jpn:31475739 JSONTXT

生涯にわたる重度の精神病理を抱えた母親の出産前の育児表象と出産後の行動 精神病理は適切な育児にとってのリスクとなり得る。本研究では、重度の精神疾患を持つ母親の適切でない母親行動の後のリスクマーカーとしての出産前の育児表象について探究した。精神病、双極性障害、うつ病と診断された 65 人の母親 (精神病理を持つグループ) と、臨床的に問題の無いコントロール群が妊娠期から出産後 16 週の期間における縦断的研究に参加した。精神保健的診断と育児表象は妊娠期間中に評価された。母親の行動は 16 週の時点における Still Face 実験による 5 分間の回復期を用いて評価された。 精神病理を背景に持つ母親たちは、コントロール群と比べて明らかに高いレベルの「緊張した」育児表象 (例; 子どもからの分離不安) を報告した。出産後の母親の行動における診断グループ有意差は、うつ病と診断された母親たちが臨床的に問題の無いコントロール群の母親に比べて過度に侵入的な行動を示した点のみであった。回帰モデルの結果は、出生前の役割逆転の育児表象から、明らかにより低いレベルの感受性と高いレベルの過度の侵入性が精神病理の影響とは独立して予測されることを示した。これらの所見は妊娠期の母性への表象的移行の流れにおいて見て取れる。これらの結果は出生前の表象的リスクのスクリーニングの方法のひとつとして、新しい育児表象の質問調査が今後にむけて可能性をもつことを示す。.

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