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PubMed-jpn:30895679 JSONTXT

背景: シュードモナス属菌は臨床的に中耳炎を有する犬から一般的に分離され、バイオフィルムを形成することが明らかにされている。獣医学においてバイオフィルムの発達を実証する研究は不足している。 仮説/目的: 本研究の目的は、異なる2時点において3つの異なる濃縮ブロスを用いて中耳炎を有する犬から分離したシュードモナス属菌のバイオフィルム生成能を比較することである。さらにスペシエーションを実施した。 被験動物: 臨床的に中耳炎を有する98頭の動物から採取された100分離株に対し、バイオフィルム産生能について評価した。 方法および材料: マイクロタイタープレートアッセイを用いて100株をバイオフィルム産生能について評価した。 Luria-Bertani Broth(LBB)、Mueller-Hinton Broth(MHB)およびTryptic Soy Broth(TSB)においてバイオフィルム産生能を、培養18および24時間後に評価した。 結果: 培養後18時間の時点で、87%のLBB、91%のTSB、および93%のMHB増殖分離株がバイオフィルム産生を示した。 24時間までに、92%のLBB、96%のTSBおよび99%のMHB分離株がバイオフィルムを産生した。バイオフィルム産生は、18時間と比較して24時間培養後に有意に増加した。 24時間培養で、LBBとMHB間にバイオフィルム産生に有意差が見られた(P = 0.0349)が、LBBとTSB間(P = 0.3727)またはMHBとTSB間(P = 0.3687)では見られなかった。分離株のうち2株をP. fluorescens、98株をP. aeruginosaとして分類した。 結論と臨床的重要性: すべての濃縮ブロスが互いに同等ではなく、24時間培養が18時間より優れていた。バイオフィルムは、耳におけるシュードモナス属株に存在しそうである。.

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