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PubMed-jpn:30779855 JSONTXT

都市部に住む中国系幼児の乳児期の気質的な引きこもりと幼児期の行動上の問題:乳児の苦痛に対する母親の感受性の役割と幼児の満足遅延耐性の能力 本研究は、縦断的デザインを用いて、都市部に住む中国系家庭の乳児期の気質的な引きこもりと幼児期の行動上の問題の関連性を検討し、母親の感受性が乳児の苦痛(MSID)を和らげる効果と幼児の満足遅延耐性(ADG)の能力を検証した。最終的な参加者は中国系の子ども84名(男児37名と女児47名)とその母親であった。乳児が生後6か月の時点(T1:乳児期)で、母親は子どもの気質的な引きこもりについて報告し、研究助手は母子が自由遊びで相互交流している間、乳児の苦痛に対する母親の感受性を観察し、Maternal Behaviour Q-Sortsを用いてコード化した。幼児が1歳の時点(T2:早期幼児期)で、母親に子どもの内在化の問題と外在化の問題について報告してもらった。幼児が2歳の時点(T3:後期幼児期)で、母親は再び子どもの内在化の問題と外在化の問題について報告し、子どもの満足遅延耐性の能力は実験室ベースの検査手技を用いて評価された。乳児期の気質的引きこもりは、早期幼児期の内在化の問題の増加、また後期幼児期の外在化の問題の増加と関連していた。苦痛に対して極端に過敏であるか、あるいは鈍感である母親の乳児、または後の満足遅延耐性の能力が低い乳児では、特に乳児期の気質的引きこもりの危険性が高かった。この知見は、気質的引きこりを示す子どもの最適な発達のためには、その子どもの気質に適合した子育てや自己コントロールの促進が重要であることを強調している。.

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