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PubMed-jpn:30693578 JSONTXT

背景: 肥満細胞腫(MCT)は、犬における皮膚腫瘍の約25%を占める。MCTの生物学的挙動は、観察者内および観察者間に対するいくつかの不安定な主観的基準に基づく病理組織学的グレーディングによって予測される。生物学的挙動の予測を改善するため、いくつかの相補的マーカーが研究されてきた。細胞外マトリックス(ECM)の健常性は、腫瘍の進行に対して保護的な役割を果たし、そして改変した場合、細胞増殖、血管形成、浸潤および転移に有利に働き得る。 仮説/目的: 本研究の目的は、MCTの予後マーカーとしてコラーゲンおよび弾性繊維の定量化を評価することである。 被験動物: 広範なマージンで外科的に治療された犬の皮膚MCTの無作為症例38例を供した。 材料と方法: 腫瘍内コラーゲンと弾性繊維を、マッソントリクローム染色、ピクロシリウスレッド染色、ヴァーホフ染色で染色した組織切片上で同定し、定量した。そして、その結果を病理組織学的グレード、疾患による死亡率および術後生存率と比較した。 結果: 形態計測解析は、病理組織学的グレードと腫瘍内コラーゲン指数(CoI)との間の有意な関係を明らかにした。さらに、CoIは死亡率および術後生存率に対し独立した指標であると考えられた。 結論および臨床的重要性: 本研究結果は、MCTグレーディングおよび予後におけるCoIの重要性を支持しており、コラーゲンの保持および/または合成がMCT治療の標的になる可能性を示唆している。.

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