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はじめに
はじめに
 近年,リゾリン脂質のひとつであるリゾホスファチジン酸が,生体内での脂質メディエーターとして重要な役割をはたしていることが明らかにされてきた1).筆者らは,リゾホスファチジン酸の細胞内受容体のひとつであるペルオキシソーム増殖因子活性化受容体(peroxisome proliferator-activated receptor:PPAR)のうちPPARγに焦点をしぼり研究を続けてきた.核内受容体は,標的遺伝子のプロモーターに結合することでリガンド依存的に遺伝子発現を正負に調節する転写制御因子であり,ヒトではゲノム解読の結果から48種類の受容体が明らかにされている.これら核内受容体のうち,PPARγは脂質代謝物,ステロイドなどをリガンドとして下流遺伝子の転写を活性化する.ここでは,リゾホスファチジン酸とその環状アナログ体であるサイクリックホスファチジン酸を中心に,リゾリン脂質とPPARγの生理的な役割に関する最近の知見を概説する.

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