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TIAB (Title and Abstract)
古細菌の細胞分裂を担うESCRT-III複合体の分子構造的な基盤
要 約
 Crenarchaeota界に属するSulfolobus目の古細菌は二分裂により増殖するが,一方で,ほぼ普遍的に存在するアクチンやチューブリンなどの細胞骨格タンパク質を欠損している.近年の研究から,Sulfolobus目の古細菌にはESCRT複合体の主要構成タンパク質であるESCRT-IIIとVps4が保存されており,細胞分裂に重要な役割をもつことが示された.真核生物ではESCRT-IIIをその機能をはたすべき場所(細胞膜)へと誘導するいくつかの経路が確認されているが,古細菌のESCRT-IIIの細胞膜への移行についてはまったく不明であった.筆者らは,ESCRT-IIIを細胞膜へと誘導する役割を担うタンパク質として新規にCdvAを同定した.また,今回,決定した古細菌のCdvA-ESCRT-III複合体の立体構造は,真核生物のESCRT複合体のもつ複雑なシステムへの進化の過程を示しているのかもしれない.

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