> top > docs > FirstAuthor:1008 > div:5

FirstAuthor:1008 (5) JSONTXT < >

4.Cdk1-サイクリンB複合体による局在制御機構はヒト培養細胞においても保存されている
4.Cdk1-サイクリンB複合体による局在制御機構はヒト培養細胞においても保存されている
 Cdk1,染色体パッセンジャー複合体,Shugoshinは,いずれも進化的に保存された因子であることから,分裂酵母で見い出した機構がヒト培養細胞においても保存されているかどうか検討した.はじめに,ヒトにおいてもShugoshinが染色体パッセンジャー複合体のセントロメア局在に必要であるかどうかについて検討したところ,hSgo1およびhSgo2の単独のノックダウン(RNAi)では染色体パッセンジャー複合体のセントロメア局在に顕著な減少はみられなかったが,両者を同時にノックダウンしたところ著しい減少が観察された.つぎに,ツーハイブリッド解析によりヒトShugoshinと相互作用する染色体パッセンジャー複合体のサブユニットを検討したところ,hBorealinがhSgo1およびhSgo2と特異的に相互作用することが明らかになった.さらに,hBorealinがCdk1-サイクリンB複合体の基質となること,また,分裂期特異的にリン酸化されることも見い出した.内在性のhBorealinをノックダウンして非リン酸化型hBorealin(hBorealin-7A)を発現させたところ,染色体パッセンジャー複合体のセントロメア局在および染色体の2方向性の確立に顕著な欠損を示した.さらに,分裂期に同調した細胞をCdk1の活性阻害剤roscovitineで処理すると,染色体パッセンジャー複合体のセントロメア局在レベルが減少し,hBorealinとhSgo1およびhSgo2との相互作用も消失した.これらの結果から,Cdk1-サイクリンB複合体による染色体パッセンジャー複合体のリン酸化が,染色体パッセンジャー複合体のセントロメア局在制御における進化的に保存された中心的な機構であることが明らかになった(図2).

projects that include this document

Unselected / annnotation Selected / annnotation